みなさんこんにちは!!

お金をとおして働き方をデザインするファイナンシャル・プランナー、リーダこと大野雅志です。
今回もフレーズが変わりました(笑)

トップの写真は、最近支笏湖湖畔の”丸駒温泉”に行く機会があったので載せました。内容とは全く関係ありません。色々な面で非常に良い旅館でした。また宿泊したいと思います。

最初に、最近ちまたでは”かんぽ生命”の問題が話題です。ご存じですか?今回の内容は少しその話とも関わる部分があります。問題を起こしているのは”かんぽ生命”の一部の人だと思います。まじめに働いている人が多数だと思います。その一部についてのことに触れます。全部が悪いというわけではありませんので誤解なさいませんように。

さて、前回は”給料はもらうモノ”ではないから転職の話に大きくズレて終わってしまいました。ズレるきっかけは「給料を“もらう人”は”会社はなくならない”と思っている」でした。話が大きくそれていくこと、僕の悪い癖です。今回もズレるかもしれませんお許しください。

さて、給料は“もらう“ものか稼ぐ”ものかに話を戻しますが、ズレたきっかけの「会社がなくなる」について少し考えてみましょう。

会社は
①収入(売上げ)-支出(材料経費等)>0
で成り立っています。

この公式は、会社、家庭、行政、すべての経済活動全てに当てはまります。

②収入(売上げ)-支出(材料経費等)<0
が赤字の状態です。

厳密にはもう少し詳しく説明しないといけないのですが、ここではざっくりとした説明をします。イメージしてください。

赤字の状態だからといって会社はすぐに倒産しません。家庭も行政も破綻しません。しかし、この状態が続くと倒産や破産をします。これ、基本です。この倒産が「会社がなくなる」状態です。他に廃業などもありますが、僕が伝えたい「会社がなくなる」状態は倒産です。

会社の使命の一つに永続があります。永続することは大変なのですが、続けていかないと不幸な人が多くでます。この話もここではしません。

永続するためには売上げが必要になります。売上げだけでは続きません。続くための一つの要因が売上げです。

売上げがないと
②収入(売上げ)-支出(材料経費等)<0
になります。

売上げを上げるために仕事があります。この売上げは利益のある売上げです。①の公式です。

言い換えると、会社での仕事は売上げを上げるためにあるということができます。売上げがないという状態は会社にお金がはいってこない状態です。仕事が売上げにつながらないとお金が入ってこないので給料が支給できません。

お金がないのに給料を支給するには預貯金を取り崩すか、誰かから借りるしかありません。それ以外の方法はありません。それ以外の方法を知っている方がいれば教えてください。預貯金を取り崩したり、借りるのは限界があります。限界が来て、お金が無い状態が続くと倒産します。

このような書き方をすると、「仕事は売上げや利益のためにしているわけではない!!」とおっしゃる方がいます。確かに会社の目的は売上げや利益ではありません。それに関しては否定しません。

ですが、売上げがないと給料は支給できません。働いたのだから給料を支給するのは当たり前なのですが、お金がないと支給できないのも当たり前なのです。

そして、会社に何か「世のため人のため」的な目的があったとして、それを続けていくにも売上げと利益がないと続けられません。売上げ利益がないと結果として良い目的を達成できなくなります。

このことについて二宮金次郎の教えがあります。二宮金次郎は江戸時代の人ですが、そんな昔から商売の考え方は変わっていません。変わってないということは会社の基本といっても過言ではありません。調べてみてください。なんといっているかは次回書きます。

話がそれてきましたね(笑)

これまでのことで何が言いたいかというと、「仕事の向こう側には売上げがある」という当たり前のことです。表現があまり良くないかもしれませんがお許しください。でも、この観点がなく働いている人が多い。これは、結果的に売上げにつながってもいいですし、間接的に売上げにつながってもいいです。

売上げが上がる状態とは、お客さまがお金を払ってくれた状態ということです。お客さまが商品やサービスとお金を交換したということになります。ではなぜお客さまはその商品やサービスとお金を交換するのでしょうか?

お客さまにとって必要だったり求めているからです。だから、お客さまに必要がないものを売ろうとしてもお金と交換してくれません。このことが分かると、営業職の人は仕事の仕方が変わり仕事の質が上がります。根性や闇雲に仕事をしてもお金と交換してくれません。

最初の話、”かんぽ生命”の問題はこの辺のことを理解していないことが発生の一つに原因になっています。仕事の”質”を数字の比較だけで行うとパワハラなどもおきます。”質”の話はまた今度書きます。

またまた話がそれてきましたので戻します(笑)

お客さまが商品とサービスとお金を交換してくれても1回ではダメです。繰り返しお金と交換してもらう必要があります。つまりリピートです。

では、リピートして貰うにはどうすればいいのか?

僕はお客さまが喜べばリピートすると考えています。喜ぶはちょっと抽象的ですが、満足するや落ち着く、行きやすいなども含まれます。嫌な思いをしてまでお金を払う人は少ないはずです。ですから、喜んでもらえばリピートするチャンスが増えますす。飲食店でも、旅館やホテルでも、病院などでも、すべての業種に当てはまるはずです。

大人の世界では付き合いとかがあるので、例外的に嫌なことにもお金を払うことはありますが、基本は喜んでもらった結果としてお金との交換があるはずです。このお金との交換が売上げになります。真の喜びではなく、偽りの喜びを与えてお金と交換するのは詐欺です。偽って喜んでもらっても続きません。長期的に考えるとマイナスが多いので多くの人はこのようなことはしません。この辺のことも、”かんぽ生命”問題と関連しますね。

リピートしてもらうには直接的なサービスだけでなく、来客者にお茶をだすのも、電話を受けるのも、会社の掃除をするのも、一見売上げにつながらない行為のように思いますが、すべてお客さまに喜んでもらうためのものと考えれば間接的に売上げ貢献していることになります。

僕は会社で与えられた仕事とはすべてお客さまに喜んでもらうための行為だと考えています。ですから、このこのようなことを書いていると思います。

以上のことかから、僕が導き出した給料の概念は「みんなで協力して売上げを上げ、その売上げ(必要経費と貯金分を引いた残り)を山分けしたもの」です。給与の多い少ないは売上げへの貢献度の違いです。貢献度は短期的なものではなく、長期的に貢献したものも反映します。ですから、長く会社にいる人が給料が高いことも説明できます。故に、給与は“稼ぐ”ものという表現にになります。

このような考え方で仕事をしたり、仕事を指導すると仕事の仕方が良い方向に変わるはずです。結果的に仕事の質が上がります。質が変わるのでお客さまはより喜んでくれるはずです。結果的にドンドン売上げが上がっていくという良いスパイラルになるはずです。逆だと悪いスパイラルになり売上げが減少し、最後には”倒産”を迎えます。

これまでのことは”お客さま”に対してでしたが、”社内”の同僚、上司、部下に対しても同じことが言えるはずです。

これは次回ですね。