写真は22年ほど前に買った野村克也さんの本です。
その後、野村さんの著書を沢山購入しました。
80年代半ば、テレビ朝日で野村スコープのプロ野球解説を楽しんでいました。
そのころからのファンです。
その野村克也さんが2020年2月11日にお亡くなりになりました。
『失敗と書いて成長と読む』
『固定観念は悪、先入観は罪』
『努力に勝る天才なし』
などの名言を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。お会いしたことはないですが師と仰いでおります。
知らない人のために少し野村さんのお話をすると、
- お父さんを戦争で亡くし3歳から母子家庭、その生活は極貧だったと語っています。
- 中学を卒業したら働いてほしいとお願いされていたそうです。
- お兄さんの助けにより高校に進学することができ、その後貧乏を抜け出すためプロテストをうけプロ野球選手になります。
- プロ入り後も2年目にはクビを言い渡されるなど順風満帆ではなく、常に自分で考え判断して、努力を積み重ね、選手としても指導者としても誰もが認める成績を残されました。
ご冥福をお祈りいたします。
申し遅れました。
北海道旭川で
“お金”と“働く”を哲学している
ファイナンシャルプランナー、
リーダーこと大野 雅志です。
最初にお話することがあります。
それは、今回のBlogは少しつまらないかも知れないということです(笑)
まあ、いつも面白いBlogが書けているかというと微妙ですが、まとまりがなくなってしまったのと、僕の個人的見解が多いので批判も多くなるかと・・・
僕の個人的見解を聞きたい方、自分の考え方と比較したい方などにお読みいただけると嬉しいです。
読んで意見などをいただけると超~嬉しいです。
さて、最初にちょっと前のYahoo!ニュースの話をします。
あまり話題になっていないのでご存じない方が多い話かも知れません。
『ウーマンラッシュアワー村本、アメリカ進出を宣言』という記事です。
ウーマンラッシュアワーはご存じでしょうか?
2013年にTHE MANZAIで優勝した中堅?のお笑いコンビで、最近は社会風刺ネタが面白なぁと思ってみていました。
僕はウーマンラッシュアワーのファンではありません。
では、なぜ気になったのかというと、アメリカに行く理由です。
以下は記事に書いてあった内容です。
「僕がやっていることは『お笑いじゃない』とか『活動家だ』とか、よく言われます。でも、どうも日本のお笑いは多種多様じゃない感じがする。いろんなお笑いがあっていいはずなんですよ。それを探しにいきたい」
僕が引っかかったのは、この中の『日本のお笑いは多種多様じゃない感じがする』と言う部分です。
村本さん以外でも
『残念ながら私は日本を離れアメリカ人となっている。周りに合わせ従順であることを強要する日本の文化の中で夢を叶えるのは難しく、そんな文化の中で疲弊してしまった。だからこそ私はいまアメリカに住んでいる』
という記事を目にしました。
これ、今年のアカデミー賞の『メイクアップ・スタイリング賞』を受賞されたカズ・ヒロさんのコメントです。
お二人のように、何かやりたいことが出てきたときに海外に行かないと実現できないのでしょうか?
日本のお笑いは多種多様ではないのでしょうか?
日本にいると疲弊するのでしょうか?
ちょっと引っかかったので考えてみようと思います。
村本さんは、日本では笑いの正解みたいなものがあって、自分の漫才がその正解に照らし合わせると間違っていると判断された、だから多種多様がじゃないと感じたのではないでしょうか。(推測です)
正解じゃないから『活動家だ』と思われているのだと思っているのではないでしょうか。
もしかするとアメリカなら多種多様のお笑いがあって、自分のお笑いも笑いとして通用するのではないか?と考え『アメリカにはどのような笑いがあるのか探しに行きたい』という表現をつかったのではないでしょうか。
村本さんのお笑いがお笑いとして受け入れられればアメリカには行かないのではないでしょうかね。
もし、お笑いに正解があるとしたら、それは”正解主義”が主流の学校教育がもたらした弊害ではないかという考えが浮かびました。
正解主義というのは物事には必ず正解があると信じることです。
SNSが普及し、AIが登場し、変化のスピードが異常に速い現代社会で正解があるのは学校生活の中くらいです。
社会に出るとほとんど正解がありません。
もし正解があったとしても、今は”正解”がどんどん変わっていきます。
インターネットが普及して、情報が氾濫しだしたころから正解のないことを自分で考えて判断するという作業が必要になって来たような気がします。
それ以前は正解があったのだと思います。
偏見かも知れませんが、今でも学校生活には常に正解があり、自分で考えて答えを出させることはほとんどありません。
- いうことを聞く子はいい子
- 友達とは仲良くしなければいけない
- いい学校をでて、いい会社に就職することが人生の幸福だ
これらは全部正解とされています。
正解の行動すれば賞められます。
正解と違うことをすると怒られます。
だから言われたとおりの行動をしてよい子になります。
会社で部下が正解を求めてくる。
言われたことしかやらない。
これらも正解主義の弊害だと思われます。
ここまで読んでちょっと違和感を感じた人はいませんか?
違和感がなければ良いのですが、僕は意識して正解と答えを使いわけています。
答えは1回しか使っていません。
正解と答えは別物だと考えているからです。
これについては次回以降で書きたいと思います。
社会人になると正解のある世界から、突然、正解のない世界に放り出されます。
学生時代とは180度変わります。
それがギャップとなり苦しみます。
良い子であれば良い子であるほどこのギャップに悩まされます。
これが早期離職の要因になったりします。
学校で習っていないのでできなくて当たり前なのですが、自分で考えて判断すること、答えをだすことを求められます。
偏見かも知れませんが学校では社会に出て必要になることを習いません。
働き方、キャリアのこと、お金のこと、年金のことなどなど、他には相手を理解することなども習いません。
相手を理解するとは、相手のことを考えて(推測して)相手に確認することです。
学校では相手に確認することをあまりしないように感じます。
ほとんどが正解に照らし合わせて判断されます。
似たような言葉に共感するがあります。
学校ではどちらかというと共感の方を大事にしているような気がします。
理解と共感は全くの別物です。
共感は時として間違います。
相手がどのように思っているか勝手に想像して思い込んで自分に置き換えるからです。
本当は違うことを感じているかもしれません。
そして、共感する時も知らず知らずのうちに正解ができあがっています。
共感の対義語の反感も正解が出来上がっています。
僕は共感を否定しているわけではありません。
共感も大事だと思います。
ただ、共感だけでは不十分ではないかなとおもうのです。
共感だけだと自己満足の状態で、共感したことを相手に確認(共有)すればより深い理解につながるのではないかなと・・・
僕は共感ではなく感じるという表現が好きです。
この考えに共感できない人は多いと思いますが、僕は共感ではなく理解してほしいのです。
さて、村本さんの話に戻しますと、
正解主義が村本さんの発言につながったのではないかと推測しました、と書きました。
なぜ、村本さんは風刺ネタをしているのか?と考えることで批判している方は考え方がちょっと変わりませんかね。
理解とは小さな疑問から始まるのではないでしょうか。
疑問を追究していくと興味に変化したするのではないでしょうか。
以前から考えていることがあります。
争いというのは正解と正解のぶつかりあいではないか、ということです。
正解と正解のぶつかり合いというのは、自分の正解を相手に押しつけて正解を認めさせるというようなことです。
正解と正解がぶつかれば争いになると思いませんか?
自分と違えば、なぜそのような考えなのだろうと想像するだけでも争いが減りそうな気がします。
・仕事をそんなに簡単に辞めてはダメ
・仕事が嫌なら辞めたっていい
どちらも間違ってないと思いませんか?
この二つの意見は良く争いのもとになります。
争いになるときは、
前者だと仕事を辞めるのはマイナスとい固定観念を持っていたり、
後者ならブラックではないのか、虐められてるのではみたな先入観があったりします。
それをそのままにして”辞める”ことだけを問えば争いになります。
ではどうすればいいのでしょうかね?
僕は深く確認すればいいと思っています。
疑問を持ったり推測したりというプロセスは必要になります。
疑問を持ったり推測したことを相手に確認する。
それを繰り返せば相互理解につながっていくのではないでしょうか。
書いていて思ったのですが、固定観念や先入観というのは正解が姿を変えたのではないでしょうか。
『固定観念は悪、先入観は罪』です。
このように書いている僕もこれらができているのかといえば、できていません。
シバシバ争もしてしまいます。
まだまだ修行が足りません(笑)
ただ、書くことで意識をするようになります。
繰り返せば出来るようになります。
ちょっと長くなったので続きは次回ということで・・・・
お読みいただきありがとうございました。
おしらせ
3月15日に中村文昭さんの講演会が札幌であります。
https://www.facebook.com/events/2693305034025408/
中村さんも僕が師と仰いでいる一人です。
- 今よりも人生をよくしたい、変わりたい、変えたいと思っている人
- 人生を良い方向に変えるための具体的方法がわからなくて困っている人
- 成長したくて色々な活動をしているけど成果が出ていない人
春なので新たな一歩として参加してみませんか?
チケット取り扱いしています。
参加希望の方はこちらから