皆さんこんにちは、北海道旭川でパラレルワークを実践しているファイナンシャルプランナーの大野雅志です。

半年ぶりにブログを更新しています(笑)

すっかり雪景色になった旭川ですが、半年前はまだ夏で、ブログではコロナ禍での甲子園開催について書ていました。

半年ぶりなのに何か重いタイトルになりました(笑)このようなタイトルで半年ぶりに更新した理由は・・・・・

ところで、世間は半年たった今でも毎日コロナの話題でてんこ盛りですね。新語流行語大賞も“三密”に決まりコロナ一色の一年になってしまいました。ここ旭川もクラスターが複数発生して陽性者が増えたせいか12月なのに街には人が少なくなっています。コロナ禍での年末年始はどの様になるのでしょうね。

さて、そのような状況で9月25日から1年半ぶりに短大の授業をしました。しばらくぶりなだけでも大変なのに、途中からオンライン併用になり焦りました。何とか無事に終わりましたが、非常に難しく、できればやりたくはなかったですね。まあ、経験することで新しい発見もありましたのでやってよかったですけどね。

授業以外でも変化は大きいですね。昨年みたいな活動はほぼできず夜は家にいることが多くなっています。コロナ騒動により、この半年は会合やセミナーへの参加やリアルに人と会うことが激減しています。その代わりにオンラインでのセミナーや勉強会があったので積極的に参加するようにはしました。

そのせいか、僕はオンライン会議とかSNS等が「得意そう、好きそう」に見えるそうです。実際はオンラインとかSNSは苦手です。苦手なので人並みになるようにTRYしまくります。そうすることでやっと人並みに使えているだけなので、好きではないです。

加えて、オンラインは疲れます。また、コミュニケーションがとりにくいです。オンラインで講師をしていると参加者のリアクションがわかりにくくメンタルによくないです。そして普段はあまり見ることがない自分の容姿が気になるので集中しにくいです。できればオンラインはやりたくないのが本音です。

ですが、悪いことばかりではなくいいこともあります。先ず、今までなら時間や距離の壁があって会うことがなかったであろう人達とのつながりができます。次に移動時間が削減されます。オンライン勉強会やオンライン会議に参加しても、ぎりぎりまで仕事ができるので思いのほか仕事がはかどり、昨年と比べると時間的な余裕ができました。

今回のタイトル“我以外皆師”は作家吉川英治氏の言葉で「心がけ次第で、自分以外の人たち、すべてから、何かしらのことを学べる」という意味です。

”皆師”は自分以外の人達としていますが、リアルな人でなくても漫画やドラマや映画の登場人物からも学べますし、恋愛ドラマからだって学べます。

また、人でなくても出来事や行動などからでも学べます。“皆師”は「何からでも」と僕は解釈していので「心がけ次第で、何からでも、何かしらのことを学べる」という意味でとらえています。

できることは何かと考えて一生懸命行動することで学べるだけでなく成長もできます。場合によってはそれをみて助けてくれる人も出現します。どんな状況下でもできることはありますし学べるはずです。今のようなコロナ禍でもです。

話は少し変わりますが、冒頭で書いたように夜は家にいることでドラマをリアルタイムで見ることが増えました。今まではあまり見ていなかった恋愛ドラマも楽しみにしています。

最近だとTBSの「この恋あたためますか」が好きで毎週楽しみに見ています。すれ違いのベタな昔ながらの恋愛ドラマですがそれが面白いです。

見ていない方はこちらをどうぞ https://www.tbs.co.jp/koiata_tbs/ 

第5話で中村倫也さん演じる社長が社長を解任されます。それを見た瞬間にフラッシュうバックが起きました。

僕は平成30年11月29日に前の会社で社長解任を言い渡されました。それも突然です。会社の規模は違いますがシュチエーションとしては同じでした。

社長解任を言い渡されて2年たった今だと、傷も癒えて客観的に見ることができます。何となく何が悪かったのかも見えてきました。

僕にとって社長就任は結構なプレッシャーでした。負けず嫌いなので無理して平然を装っていましたが表情がきつくなっていたようです。解任された後に「顔つきが柔らかくなったね」と結構言われたので怖い顔をしてたのでしょうね。

血縁関係も何もない中途入社の僕が先輩を差し置いて親族外継承で社長になりました。なかなかないケースで事業承継をする形になったので少し注目もされていました。そのせいか、うまくやろう、うまくやろうという気持ちが前に出て無理もしました。

また、なめられたくない、他の社長と同じ土俵に立ちたいという想いから色々な人にマウンティングする形になりました。うまくやろうという想いが良い形で出ればよかったのですが悪い背伸びをしていました。

それゆえ、自分の行動を正当化する情報ばかりを集めました。きっとバイアスがかかっていたのでしょう。

このような経過を経て、僕はすべてのことを正しい、正しくないだけで判断するようになっていきました。今思えば、ただ自分の価値観を押し付けていただけだったと思います。僕の考えに賛同する人は良い人、賛同しない人はダメな人と無意識に選別もしていたのでしょうね。

最近読んだ“マンガでやさしくわかる傾聴”という本に「自分が正しいという想いにとらわれている人の会話は、キャッチボールではなく自分が勝つか相手が勝つかというドッジボールになっている」という表現がありましたが、まさに僕はドッチボールをしていたのでしょうね。ドッチボールだから社長派は見方で反社長派は敵という態度をとってしまい会社に二つのチーム、敵味方を作ってしまいました。会社の雰囲気、空気感は最悪だったと思います。それが社長解任という結果になったのでしょう。

先ほどの「この恋あたためますか?」の社長も同じように強引に自分の正しいと思うことを押し通します。社長就任後に反発していた社員を強引に配置転換しました。それによって反発する反社長派を作りました

ところが、中村倫也さん演じる社長は配置転換した後、しばらくたってから配置転換した部下になぜ配置転換したのかを説明していました。反発する部下と向きあい話をしていたのです。のちにその社員は社長の見方になります。

僕も社長就任後に同じようなことをしました。配置転換と降格人事です。会社の将来を考えた時に、それがその時のベストが考えたからです。嫌いだから行ったわけではないですよ。ただ、僕はこの向き合い話し合いするということが足りませんでした。僕に賛同する人とは徹底的に話をしましたが、反発する人とはそれほどしませんでした。

あのころは、反発する人を無意識に避けていたのだと思います。圧倒的にコミュニケーション不足の状態です。覚悟が足らなかったのでしょうね。反発する人からにげたのかなと・・・

コミュニケーション不足を解消する第一歩は言葉のキャッチボールにあります。ドッチボールではありません。あのドラマをみてそのように考えています。

次があるかどうかわかりませんが、もし次にチャンスがあるのなら教訓にします。

それが半年ぶりにブログを書いている理由です。

余談ですが「この恋あたためますか」はドラマで登場した新商品をセブンイレブンとコラボして販売しています。すごいマーケティングだと思いませんか?恋愛ものですが、会社経営のヒントやプロジェクトの進め方などのヒントが沢山隠れています。

コラボ第2弾です。冒頭の写真はこの商品のふたを開けたものです。

このように学ぼうと思えば何からでも学べます。ドラマや映画、マンガからでも学べます。繰り返しになりますが、それが“我以外皆師”ということだと思います。

最後に、僕はセミナーや研修コンサルで“BE”と“DO”ということを常に意識しています。セミナーの最初で、話をする内容が“BE”なのか“DO”なのかをお伝えします。”DO”の話を聞きたい人が”BE”の話を聞くと「そんなことが聞きたいわけではない」「そんなことよりテクニックが大事だ」となるからです。どちらの話をしているのかがわかることで理解が深まります。

“BE”はあり方とか志ということです。“DO”は技術やテクニックのことになります。新一万円札の渋沢栄一さんの著書”論語と算盤“で説明すると”BE“が論語で”DO“が算盤です。

どちらが大事ということはなく、どちらも大事です。

僕はファイナンシャルプランナーなので普段はお金に関する情報提供をしています。これは”DO”になります。最初このブログもそのようなことを書いていこうと思ったのですがかけていません。ですから、このブログでは“BE“や考え方、世間とは違った意見や気持など本業の”DO”以外をカジュアルに書いていきます。

このブログを読んで気持ちが楽になったり、何かの参考になっていただければうれしいです。

本業のテクニック的なこと“DO”については、こちらのコラムで発信していきますので興味がありましたらこちらもご覧ください。

https://mbp-japan.com/hokkaido/fpoffice-ohno/column/ マイベストプロ北海道

ではこの辺で、最後までお読みいただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いたします。